紳士服業界3位のコナカ(7494)、ファッション事業の行方は?

 紳士服コナカ、紳士服フタタ、SUIT SELECT(スーツセレクト)を中心に紳士服事業を展開するコナカ。コナカは業界第3位で、売上規模は600億円前後、営業利益は10億円前後で推移する。青山商事(業界1位)、AOKI(業界2位)が事業の多角展開(カード事業、ブライダル、ネットカフェほか)を進めるなか、コナカは飲食関連(フードサービス事業)を展開しているものの、多角化は遅れている状況。コナカの今後の行方は?

■基本情報(2020年5月8日時点)

  • 株価:321円
  • 時価総額:100億円
  • 予想PER:84.9倍
  • PBR:0.22倍
  • 予想配当利回り:6.23%

■低迷する紳士服、コナカの今後は?

 紳士服業界が低迷している。コナカの2020年9月期第一四半期(2019年10月~2020年12月)の決算短信をみると、売上高は141億円と前年同期比△13.6%の減少。営業利益は△77百万円と低迷している。業界3位のコナカだけが苦戦しているのではなく、青山商事、AOKIなどの同業他社も紳士服事業は苦戦中。

 青山商事やAOKIは紳士服事業だけでなく、事業の多角化としてカード事業やブライダル、ネットカフェなどに力を入れている。コナカはフードサービス事業や教育事業へと多角化を進めようとしているものの、青山商事やAOKIとくらべると展開が遅れいて、売上高の96%は紳士服のファッション事業が占めている状況だ。コナカの今後を考えると、競争ははげしく、衰退気味の紳士服事業から新たな柱となる事業を作ることが急務となっている。

■高い配当利回りを維持できるか?

 コナカの予想配当利回りは6%を超えている。コナカに限らず、青山商事、AOKIも高い配当利回りで個人投資家の人気を集めてきたものの、どこまで配当利回りを維持できるか難しい局面をむかえている。青山商事は2020年5月8日、無配を発表し、いっきに配当利回りが低下した。業界2位のAOKIがそれに続くかどうか注目される。

 コナカも足元の純損益は赤字。コナカの自己資本比率は60%程度と財務体質は悪くないものの、今後の業績回復が見えないなか配当維持するか重要な経営判断の局面をむかえている。青山商事を後追いして、減配(配当金の減少)または無配に転じる可能性も低くはない。

■コナカの株価推移は?

 コナカの株価は2013年半ばから長期低迷がつづいている。アベノミクスによる恩恵をまったく反映していない株価推移になっている。コナカの時価総額は約100億円。低成長と低収益を考えると、配当利回りを下げると、コナカの株価はここから更に下方向に動く可能性が高い。とにかく、期待できるような新規事業を育てることが株価回復のカギになる。

以 上

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする