スポーツウェア大手のゴールドウイン(8111)、割高!?適正株価はいくらか?

スポーツウェア大手のゴールドウインの株価はどうなるのだろうか?ノースフェイスを代表とするスポーツ・アウトドアブランドを展開するゴールドウイン。このまま快進撃は続くのか?

■基本情報(2020年5月1日時点)

  • 株価:5,680円
  • 時価総額:約2,700億円
  • 予想PER:23.1倍
  • PBR:5.46倍
  • 予想配当利回り:1.05%

■ゴールドウインの株価は同業他社と比べると?

 同業他社のアシックス(時価総額:1,900億円)、デサント(同:1,100億円)、ミズノ(同:480億円)と比べると、なんとなく時価総額が高すぎる気がする。

 これらの同業3社と比べて、ゴールドウインは営業利益と利益率が高めなので、予想PERなどからは、現時点ではそれほど割高に見えてこない(営業利益率は21%くらい)。

■今後の株価の動向は?

 ただし、新型コロナウイルスの影響を受けて、高価格帯の利益率の良い商品の販売が落ち込んでくると、利益率の急激な低下がみられるかもしれない。ゴールドウインの代表ブランドであるノースフェイス(THE NORTH FACE)は、ちょっとしたウインドブレーカーでも1.5万円~3万円くらいする高級アパレル(ユニクロだったら、5千円~8千円くらいでしょうか?)。


 20年くらい前であれば、ノースフェイスと言えば、それほど高級なアパレルというイメージはなく、気が付いたらアウトドアの高級ブランドになっていた感じ。新型コロナウイルスの影響で外出が減り、それほどファッションにお金を掛けなくなりそうな中、ハイブランドの価値をどこまで維持できるか(販売価格をどこまで維持できるか)が課題になりそうだ。

■チャート的にはどうなるのか?

 チャートを見ると、すでに高値(9,500円)をつけて下落基調。ビックリするようなポジティブサプライズがないと、このまま反発を繰り返しながら下落していきそうな雰囲気だ。

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