「インスタベース」のRebase(リベース)、事業規模の拡大スピードは期待ハズレか?

 日本最大級のレンタルスペース予約マッチングプラットフォームの「インスタベース」を運営しているRebase。2023年8月10日に決算発表したものの、翌営業日はストップ安となった。規模が小さいものの、成長性が疑問視された形だが、客観的に見ると妥当な決算の着地に見える。投資家の期待が高かったのか?

レンタルスペース予約の「インスタベース」運営のRebase、掲載スペース2.7万件超!(2023年6月4日投稿)

■基本情報(2023年8月14日時点)

  • 株価:1,152円(10年来高値:2,294円)
  • 時価総額:53億円
  • 予想PER:27.4倍
  • PBR:6.79倍
  • 予想配当利回り:0%
  • 自己資本比率:73.1%
  • 会計基準:日本基準
  • 株主数:1,323人(2023年3月31日時点)

■Rebaseの業績は?

 Rebaseの2024年3月期の第一四半期の売上高は3.2億円(前年比+29%増)、営業利益61百万円(前年比+28%増)の増収増益。Rebaseの売上総利益率は+95.6%、営業利益率は+19.2%。

 Rebaseの利用総額は10.5億円(前年比+35%増)、利用件数は24.2万件(前年比+25%増)、平均単価は4,300円。通期予想の利用総額は48.8億円(前年比+28%増)、利用件数は108.3万件(前年比+23%増)、平均単価は4,500円となっている。下期にかけて利用件数や平均単価が改善していけばよい。

 しかしながら、決算発表の翌日の取引をみると、投資家には現状のままでは厳しいと見られているかもしれない。

■Rebaseの事業状況は?

 Rebaseの「インスタベース」の成約手数料は35%。けっこう手数料率が高い。正直、コロナも終わって対面の活動などが平常時に戻っているものの、それほど「インスタベース」の利用件数や平均単価の伸びが小さいのが気になる。

 年間で100万件のスペースマッチングをするということは、1日あたり2,740件のマッチングが発生している計算になる。それでも、Rebaseの売上高は年間15億円、営業利益3.0億円くらいにとどまる。すでに1日あたりの取引件数は3,000件に近く、ここから大きく増えていくのか疑問が残るというのが投資家の論理ではないだろうか。

■Rebaseの株価推移

 Rebaseの時価総額は約53億円。現状の1株あたりの当期純利益(EPS)が42円であり、かりに倍増したとすると84円。予想PERを20~25倍で試算すると、予想株価は1,680円~2,100円。かなり利益の伸びを織り込んでも現状の株価1,150円から倍増する見込みがないので、もう少し株価が落ちるのを待つのが妥当ではないだろうか。

(画像1)Rebaseの株価推移

以 上

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