２万円以上の肩こり解消の磁気ネックレスColantotteを中心に医療機器事業を展開しているコラントッテ。2025年2月7日に第一四半期の決算発表を行い、堅調な成長と増益となった。業績は好調であるものの、株価はさえない。PERは10倍を割っており、予想配当利回りは高いが、株価があがらない。営業利益率は30%を超える高収益構造。今後の株価の行方は？
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■基本情報（2025年2月7日時点）
- 株価：1,121円(10年来高値：2,005円）
- 時価総額：101億円
- 予想PER：9.2倍
- PBR：2.47倍
- 予想配当利回り：3.21%
- 自己資本比率：78.0%
- 会計基準：日本基準
- 株主数：4,873人(2024年9月30日時点）
- 事業価値：86億円
■コラントッテの業績は？
コラントッテの2025年9月期の第一四半期の売上高は18.9億円（前年比+8.7%増）、営業利益6.2億円（前年比+25.0%増）の増収増益。コラントッテの売上総利益率は+66.2%（前年は+66.1%）、営業利益率は+32.9%（前年は+28.6%）。
コラントッテの売上総利益は前年の11.5億円→12.6億円と+1.1億円の増加、販管費は前年の6.5億円→6.3億円と△0.2億円の改善となり、営業利益は+1.3億円の改善となった。売上規模拡大しているものの、販管費を前年より抑制したために利益が改善している。
■コラントッテの事業状況は？
コラントッテはホールセール、リテール、イーコマースの３つのセグメントに分けている。イーコマースの売上高比率が27.4%（前年は25.0%）と+2.4ポイント改善しており、ネット販売が好調だ。リテールは全体の約10%の比率であるものの、前年同期比で+42百万円の売上高増となった。
コラントッテは第一四半期、第二四半期に売上高が高くなる季節要因があり、順調に業績は向上中だ。
コラントッテの決算説明資料をみると、セグメント別の利益がわからず、どこで稼いでいるか見えない。また、製品群別の利益構造も見えず、会社トータルでしか見えないのは悩ましい。
■TENTIAL（テンシャル）の上場
リカバリーウェアの分野でBAKUNEを展開しているTENTIALが2025年2月28日にグロース市場に上場する。TENTIALは2018年2月に設立され、従業員数は110名。TENTIALの時価総額は50～60億円と言われているものの、個人的には100～200億円くらい初値でつけるのではないかと見ている。
TENTIALは創業者が33%、アカツキが15%保有、またベンチャーキャピタルも多数保有している。
■コラントッテの株価推移は？
コラントッテの時価総額は約100億円。確実に売上高、利益、利益率を改善しているものの、マーケットではなかなか評価されない。ただ、株価の下値余地はかなり限定されているのではないだろうか。
以 上