感染症5類移行にともない人流回復、業務用食材通販のミクリード業績回復!

 業務用の食材通販を展開しているミクリード。都内や観光地ではコロナ前の水準まで人流は回復し、飲食関係の業績も回復している。食材通販のミクリードの売上高も四半期としては過去最高を更新した。値上げの影響もあり、粗利も上昇中だ。今後のミクリードの業績と株価はどうなるのか?

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■基本情報(2023年8月4日時点)

  • 株価:1,540円(10年来高値:1,620円)
  • 時価総額:34億円
  • 予想PER:20.9倍
  • PBR:3.25倍
  • 予想配当利回り:0.95%
  • 自己資本比率:60.9%
  • 会計基準:日本基準
  • 株主数:1,024人(2023年3月31日時点)

■ミクリードの業績は?

 ミクリードの2024年3月期の第一四半期の売上高は14.2億円(前年比+34.5%増)、営業利益85百万円(前年比+88.1%増)の増収増益。売上総利益率は+35.1%(前年は+34.5%)と+1.7ポイントの改善、営業利益率は+6.0%(前年は+4.3%)と改善している。

 ミクリードの売上総利益は前年の3.6億円→5.0億円と+1.4億円の増加、販管費は3.2億円→4.1億円と+0.9億円の増加となり、差し引きで+0.4億円の営業利益の改善となった。値上げにより、売上総利益率が改善していることはプラスであるものの、ミスミ出身の社長による外注を活用したオペレーションのため、売上規模増加にともない販管費が増える点は悩ましい。

 もう少し、インパクトのある増益を見せてほしいものの、(外注を活用することが、)ミクリードの強みでもあり悩ましい。

■2023年4月~6月の売上状況は?

 決算短信を読むと、4月~6月の前年同期比での売上対比が表記されている。4月は前年同期比+43.4%増、5月は+35.8%増、6月は+24.9%増と比率が縮小してきているのが気になる。売上金額が開示されていないので、売上規模の推移が分からない点と、月別の飲食の売上の波がわからないので断定できないが、勢いに陰りがないか気になるところ。

 根本的には、新規顧客の拡大と既存顧客の購入高増を実現して成長させていく必要がある。海外からの訪日旅行者数が回復しているものの、中国のビザ開放と航空券の値下がりが実現すると、訪日旅行者数はもう一段階のびると思われる。

■ミクリードの株価推移は?

 ミクリードの時価総額は34億円。上場来高値水準に近づいているものの、まだまだ規模は小さい。株価指標的には妥当な範囲であるものの、成長性などが評価されると時価総額は50~60億円くらいまで上昇する可能性は十分あるだろう。

 現状、1株あたりの当期純利益が100円くらいが見えたため、予想PERが20~25倍で株価は2,000円~2,500円くらいとなる。ちょうど時価総額も50~60億円くらいの範囲だ。

(画像1)ミクリードの株価推移

以 上

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