業績堅調なジェイドグループ(旧ロコンド)、Reebok効果がつづく!

 Reebokジャパンを連結して成長をつづけている靴を中心としたEC通販のジェイドグループ(旧ロコンド)。商品取扱高は前年比+30%を超え、売上高は+48%と高い水準。しかしながら、昨年10月からReebokを連結しているため、成長率は鈍化する見込み。今後のジェイドグループの業績と株価の行方はどうなるのか?

ブランド事業拡大のジェイドグループ(旧ロコンド)、利益モデルが大きく転換!(2023年7月22日投稿)

Reebok事業のロコンド、靴のECプラットフォームの今後の展開は?(2023年5月1日投稿)

■基本情報(2023年10月13日時点)

  • 株価:1,533円(10年来高値:4,180円)
  • 時価総額:176億円
  • 予想PER:12.0倍
  • PBR:2.82倍
  • 予想配当利回り:0%
  • 自己資本比率:56.4%
  • 会計基準:日本基準
  • 株主数:5,723人(2023年2月28日時点)

■ジェイドグループの業績は?

 ジェイドグループの2024年2月期の第二四半期の商品取扱高は140億円(前年比+30.9%増)、売上高65.8億円(前年比+48.0%増)、営業利益8.0億円(前年比+95.8%増)の増収増益。ジェイドグループの取引高比での売上高総利益率は+38.7%(前年は+35.1%)、営業利益率は+5.7%(前年は+3.8%)と若干改善している。

 ジェイドグループの限界利益は前年の17.4億円→25.3億円と+7.9億円の増加、固定費は13.4億円→17.3億円と3.9億円の増加となり、営業利益は4.0億円→8.0億円の増益となった。限界利益の伸びが販管費の伸びを上回っており、順調な成長の姿だ。

■ジェイドグループの事業状況は?

 ジェイドグループで心配な点は、第一四半期→第二四半期で売上高が34.2億円→31.6億円と2.6億円減収している点。過去のトレンドをみると、必ずこの傾向になっているわけではないので、季節要因として納得することができない。営業利益についても、5.4億円(第一四半期)から2.6億円(第二四半期)と半減している。

 また、アクティブユーザが2022年1Qくらいから減少している。Reebokの買収がなかったら売上規模の増加はそれほど大きくなかった。ジェイドグループの取扱高の推移をみると、Reebok効果として、1Qに+5.4億円、2Qに6.5億円の合計11.9億円の取扱高増となっている。また、BOEMが大きく増加している。BOEMは自社ECをジェイドグループに任せるというもの。BOEMについては前年比+56%と確実に成長している。

■ジェイドグループの財務状況は?

 ジェイドグループの2023年8月31日時点の財務諸表をみると、現預金は35億円、在庫29億円、敷金・保証金8億円となっている。負債は、受託販売預り金14億円、有利子負債は6億円となっている。利益剰余金は32億円あり、財務的には健全だ。

 キャッシュフロー計算書をみると、営業CFは+4.0億円、投資CFは△1.3億円、財務CFは自己株式取得により△4.0億円となり、現預金は36億円→35億円と△1.2億円の減少となった。

■ジェイドグループの株価推移は?

 ジェイドグループの時価総額は約180億円。株価指標的には予想PERが12倍など割安感がある。ただ、Reebokジャパンの買収により、これまでのEC事業の会社から在庫を持ち、店舗展開する会社に転換しており、成長性や収益性の将来像をしっかり考える必要がある。

 ジェイドグループの今期の業績予想は、売上高140億円、営業利益17.5億円、当期利益14.0億円の予想。1株あたりの当期利益(EPS)は128.2円。予想PERを20~25倍で計算すると、予想株価は2,500~3,200円となる。心配な点はジェイドグループは下方修正がよく起こるという点。また、オーガニックでの成長性が低く、買収をしないと成長感を演出できない。この成長性をどう見るかが、ジェイドグループの一番肝要な点だ。

(画像1)ジェイドグループの株価推移

以 上

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