「foufou」買収で規模拡大のクラシコム、収益性と成長性が安定している!

 ECサイト「北欧、暮らしの道具店」を展開するクラシコム。エイジレスや「卒業のないブランド」をかかげ、ユニクロや無印良品などのような自社ブランドの確立をしながら顧客の信頼を高める販売戦略をおこなっている。2016年設立の「foufou」を買収し、事業の幅を広げる戦略を取った。今後の業績と株価の行方は?

世界観を重視する「北欧、暮らしの道具店」展開のクラシコム、エイジレスブランドを目指す!(2023年4月1日投稿)

「北欧、暮らしの道具店」のクラシコム、プロセスエコノミーのEC事業!(2022年10月23日投稿)

■基本情報(2024年4月26日時点)

  • 株価:1,539円(10年来高値:1,962円)
  • 時価総額:113億円
  • 予想PER:17.8倍
  • PBR:2.57倍
  • 予想配当利回り:0.97%
  • 自己資本比率:81.9%
  • 会計基準:日本基準
  • 株主数:2,680人(2023年7月31日時点)
  • 事業価値:76億円

■クラシコムの業績は?

 クラシコムの2024年7月期の第二四半期の売上高は35.8億円、営業利益6.5億円。クラシコムの売上総利益率は+43.3%、営業利益率は+18.2%。クラシコムの売上総利益は15.5億円、販管費は9.0億円で差し引きで営業利益は6.5億円となっている。

 2024年7月期の第二四半期だけをみると、売上高は前年同期比+26.1%増、営業利益は+55.5%と極めて好調だ。EBITDAマージンは20.0%となっている。

■クラシコムの事業状況は?

 「北欧、暮らしの道具店」は前年比+19.1%の伸びになり、買収した「foufou」が純粋にプラスに寄与している。年間購入者数は20万人を超えるところまで増えている。

 暖冬を言い訳にするアパレルメーカーは多いものの、クラシコムは暖冬であってもアパレルは好調だ。アウター類は前年比180%の売上高を達成している。スキンケア商品も好評だ。

 クラシコムの業績を四半期推移でみると、売上総利益率は43%前後で堅調に推移している。インフレや円安の要因で粗利の悪化になるところを、適切な値上げで対応している。EBITDAマージンも堅調に改善を続けている。

■クラシコムの財務諸表は?

 クラシコムの2024年1月31日時点の財務諸表をみると、現預金は39.6億円、商品は4.4億円、のれん2.0億円となっている。負債は、有利子負債が1.8億円。財務的には極めて健全だ。

 キャッシュフロー計算書をみると、営業CFは+3.3億円、投資CFは「foufou」買収などにより△3.5億円、財務CFは配当金支払いなどにより△3.6億円となっている。現預金を39.6億円も持っていることは大きい。

■クラシコムの株価推移は?

 クラシコムの時価総額は約110億円。株価指標的には妥当であるが、前年比+20%を超える成長をしていることを考えると割安感がある。10年後くらいに時価総額が500~800億円くらいになっていても、おかしくない。

以 上

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